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2010年1月

東京の「だるま市」

東京の「だるま市」

多摩川流域の地域では、古代から布の生産が盛んでした。江戸時代に18世紀後半には織物の産地として青梅、五日市、拝島などでは、生糸や絹の取引をする市がにぎわっていたようです。これらの養蚕農家が豊作や息災を願って神棚に飾ったことから「だるま作り」が広まり、やがて、織物市がだるま市に変化していったといわれます。
さて「だるま」といえばシェア8割を誇る「高崎」が有名ですが、どっこい「東京だるま(多摩だるま)(江戸だるま)」も健在です。「東京だるま」の顔は都会風なんだとか。鬚や毛の量が少なく、白い顔に鼻筋が通り、温和な二枚目が多いそうです。作り方はだるまの木型に紙を貼り、乾いたら木型を抜き張子を作る。張子には「しった」とよばれる底をつけることによって、「七転び八起き」となります。代々受け継がれた16以上の工程がすべて手作業だそうです。 こうした伝統工芸はぜひ皆で支え、大切にしていきたいですね。

東京の「だるま市」も元気です。とくにイチオシは日本三大だるま市の調布市「深大寺だるま市」(3月3日,4日)でしょうか。(日本三大だるま市のあとの二つは高崎市「少林山達磨寺」と富士市「毘沙門天妙法寺」だとか)でも、昭島市「拝島大師だるま市」(1月2日.3日)、青梅市「青梅だるま市」(1月12日)、日野市「高幡不動だるま市」(1月28日)などと続く、東京の「だるま市」もそれぞれに魅力いっぱいです。冬から春にかけての素敵な街の風物詩として、屋台の並ぶ「だるま市」の街歩き、あなたも楽しんでみませんか?

原稿・写真提供:
NPO法人 東京シティガイドクラブ