江戸から伝わる藤の名所

桜が終わると、「藤」「つつじ」と続いて咲いていきます。
花は、藤色、実際には、淡紫色か白色が多く、古代より高貴の色と云われ親しまれています。4月下旬から5月にかけて咲き、花房が長く優雅に揺れる様は色気さえ感じられます。
昔から人々に好かれる「藤」は、日本では本州から九州に分布している「野田藤」と云われる種と「山藤」があるそうです。「野田藤」は園芸観賞用に多く栽培されており、「山藤」は山地に自生しています。日本では、室町・平安の時代から親しまれて来た花で、寺社や屋敷の庭園に棚を組み、蔓を這わせて観賞していました。万葉集では花に寄せて歌を詠み、源氏物語では文章にされています。また歌舞伎・舞踏の「藤娘」のように花を持って舞うなど多くの人に親しまれた花です。

江戸時代には、「藤の花」を名所に詠い、多くの人々が訪れた場所があります。中でも浮世絵に描かれている亀戸天神は代表的な藤の花の名所で、現在の東京でも変わらず人気を集めています。他には、旧芝離宮恩賜庭園・神代植物公園・國領神社(調布市)などでも、大きな藤棚に大房の花が優雅にゆれる様が必見です。
隠れた名所が、下町浅草のとある「銭湯」の屋根に懸かる藤棚です。唐破風の構えに蔓が延び見事な花を見ることが出来ます。浅草寺辺りの散策の時に探して見て下さい。
花言葉は「至福の時」「あなたの愛に酔う」。花は、4月下旬から5月上旬が見頃の季節です。どうぞお出かけください。
◎「江戸名所花暦」に紹介された 亀戸天満宮(亀戸天神社)
原稿・写真提供:
NPO法人 東京シティガイドクラブ
- 亀戸天神社
- 総武線亀戸駅下車 北口より徒歩15分
総武線、地下鉄半蔵門線錦糸町駅下車 北口より徒歩15分
都バス亀戸天神前下車すぐ - http://www.kameidotenjin.or.jp/
- 旧芝離宮恩賜庭園
- JR「浜松町」北口下車 徒歩1分
地下鉄大江戸線「大門」(E20)下車 徒歩5分
地下鉄浅草線「大門」(A09)下車 徒歩5分
ゆりかもめ「竹芝」下車 徒歩10分
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index029.html
- 神代植物公園
- 京王線「つつじヶ丘」から京王バス 深大寺行き
京王線「調布」から小田急バス 吉祥寺または三鷹行き
京王バス 深大寺行き
JR「三鷹」・「吉祥寺」から小田急バス 調布または深大寺行き
いずれも「神代植物公園前」下車
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index045.html
- 國領神社(調布市)
- 京王線 「布田駅」 北口 徒歩5分
バス
吉14系統 調布駅北口~吉祥寺駅
調34系統 調布駅北口~深大寺
調35系統 調布駅北口~杏林大学病院
いずれも「布田」「八雲台小学校前」 徒歩3分
境91系統 武蔵境駅南口~狛江駅北口「布田」 徒歩3分















